㈱事業革新パートナーズは、経済産業省 製造産業局 素形材産業室の委託を受け、令和4年8月より令和5年2月までの7か月間、素形材産業の型の管理実態に関する調査を行います。
●調査の背景:
経済産業省は2016年に「未来指向型の取引慣行に向けて」の重点課題の一つとして型管理の適正化を取り上げて以降、2017年には「型管理アクションプラン」、2019年には「型取引の適正化推進協議会報告書」を取りまとめ、関係業界へ具体的な行動を促してきました。その結果、一定程度の改善はみられるものの、受発注事業者間では、まだまだ認識のずれも大きく、受注事業者からは、「十分に廃棄が進んでいない」という声が多く聞かれます。今後、日本のものづくり基盤を維持していくために、少々の補給部品供給においても、受注事業者が適切な利益が得られるようにするなど、一層の働きかけが必要です。
以上を背景に、型の適切な管理に資する情報管理等の運用マニュアルの整備を行うとともに、効率的な管理を行っている先進事例の収集、および保管に関するコスト把握や残置/代替生産の事例収集を行い、事業者間の協議に資する情報を整理します。
㈱事業革新パートナーズは、日本の素形材産業の競争力向上、付加価値向上のために、引き続き金型・素形材分野の活動を積極的に行ってまいります。