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ロシア・クラスノダール放浪記

 2月上旬、再びロシアへ。今回は、農業、食品加工をテーマに、お客様とモスクワ、サンクトペテルブルク、そして、クラスノダールに行ってきました。
 クラスノダール地方。日本ではあまり聞きなれない名前ですが、実は、2014年に冬季五輪が行われた「ソチ」がある連邦構成主体(注:日本で言うと都道府県、場所は、図①)です。日本では、首都であるモスクワ、観光名所も多いサンクトペテルブルク、日本からも近い極東が注目されていて、「ソチ」を除けば、ロシアの南西部はあまり目を向けられない場所です。しかし、今回行ってみて、非常に魅力的な場所であることも肌身を持って感じることができたので、そんなクラスノダールについて、以下の3つの観点【農業の中心・主要港湾・経済力】から纏めてみます。

【農業の中心】
 クラスノダール地方は、穀物の生産量、牛乳の生産量等において、ロシアの中でもトップレベルを誇る場所です(図②、③)。非常に大規模な環境下で生産が行われており、実際に車の窓から農場を見ても、その広さに圧倒されてしまいました(図④)。John DeereやCLAAS等欧米系メジャーの農機も多々見られる等、外国の技術も多く入っている印象を受けました(図⑤)。

【主要港湾】
 クラスノダールは黒海に面しており、ロシア国内でも、最大級の規模を誇るノヴォロシースク港がある点です(図⑥)。港湾インフラと生産地が近いのは魅力的で、実際に、車で走っていると、ノヴォロシースク港向けやノヴォロシースク港からの貨物列車も多数見ました。

【経済力】
 ロシアにおける経済成長が停滞している中で、クラスノダール地方の成長率は、ロシア全体の経済成長率よりも高い数字を推移しています(図⑦)。また、人口も都市部及び農村部でも増加傾向にあります(図⑧)。都市部にはH&M等の外資系の小売もあり、高級レストランもある等、活発な様子も見て取れました(図⑨)。  

 今回、企業様に同行し、様々な現場を見て、多くの方々と商談、意見交換をさせて頂いた中で、クラスノダールは、様々な魅力がある一方、「ロスが多い」等、現地の農業分野において多くの課題があることも分かってきました。そのような課題に対し、クラスノダールをはじめとするロシア農業分野の課題を解決し、付加価値を与えられるような提案ができれば、非常に面白い地域であることも分かりました。実際に、日本製品へのニーズも高く、様々な引き合いを得ることができました。また、今回の訪問が現地の新聞記事に記載される等、日本への関心の高さも伺い知ることができました。
 一方、現場に行ってみないと分からないものも多々あるため、現場に足を運び、現地における課題、ニーズを見た上で、ビジネス展開を考えていくことが重要であると考えています。弊社は、クラスノダールを含め、ロシアでの農業関連ビジネスに関心のある企業様に対し、現地調査からビジネス展開に向け一貫した支援をして参ります。ロシアへのビジネス展開にご関心がございましたら、是非ご連絡下さい。(了)

執筆者プロフィール

野口 健太

野口 健太 - ノグチ ケンタ -

大学、大学院及び前職の日本の政府機関でのモスクワ勤務時は、ロシア政治・経済の調査・分析に従事しており、ロシアに関して幅広い知見を保持。現在はASEAN地域、ロシアを中心に、農業・農業機械分野、機械・設備分野等、幅広い分野での海外展開支援業務(調査業務、コンサルティング業務等)に従事。特に、現場での生の情報収集とそれを基にした提案・コンサルティングに注力した活動をしており、国内外での講演実績も豊富。

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